【顔合わせ食事会】当日の流れ、進行、マナーは?段取り完全マニュアル
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顔合わせ食事会は、結婚する二人の家族同士がはじめて出会う大切なイベント。
せっかくなら思い出に残る時間にしたいですよね。
緊張しすぎて、進行がグダグダに・・・
なんて失敗をしないためにも、当日の流れをしっかりイメージしておきましょう!
代表的な当日の流れとマナー、前日までの準備についてご紹介します。
顔合わせ食事会・当日の流れ
顔合わせ食事会には、特に決まった流れや形式はありません。
「どんなプログラムにする?」
「雰囲気はカジュアル?それともフォーマル?」
自由に決めることができます。
とはいえ、どんな流れで行われることが多いのか、知っておきたいですよね。
顔合わせ食事会当日の一般的な流れはこんな感じです。
所要時間はだいたい2~3時間ほど。
また、顔合わせ食事会の雰囲気は、結納と比べると、比較的カジュアルなことが多いようです。
ここからは、当日の流れを7つのステップに分けて、それぞれの段取りやマナーを解説していきます。
1 待ち合わせ
自分の家族と合流してから会場に向かおう
入室は両家がそろったタイミングで
食事会当日は余裕をもって、予約時間の「5分前」くらいには会場に着いておきたいところ。
先に着いた場合は、外や会場のロビーなどで相手方の到着を待ちます。
両家の全員が揃ったタイミングで会場に入るようにしましょう。
ここでよくあるのが、
「親同士が先に到着して顔を合わせてしまう」
という、ちょっと気まずいハプニング。
二人それぞれが自分の家族をエスコートして会場に向かうと安心ですね。
また、手土産を持ってきている場合は、会場に入って席に着く前のタイミングで渡す人が多いよう。
タイミングを逃した場合は、結びの挨拶が終わった帰り際に渡しても大丈夫ですよ。
緊張してうっかり渡すのを忘れないよう、注意してくださいね。
2 はじまりの挨拶
席次と進行役はあらかじめ確認しておこう
「はじまりの挨拶」は、全員が着席したタイミングで、「進行役」の人が行います。
「誰がどの席に座ればいいの?」
「進行役って誰・・・?」
当日に慌てないように、事前に確認をしておくとスマートです。
まずは座る順番についてみていきましょう。
座る順番はどうする?
顔合わせは、落ち着いて話せるように「レストランや料亭の個室」で行われることが多いです。
その場合、会場レイアウトは「3対3で対面に席が並んでいるタイプ」がほとんど。
一般的な席次のマナーはこちら。
・入り口から遠い方が彼側、近い方が彼女側
・奥から父親、母親、彼or彼女、兄弟姉妹の順番
洋室でも和室でもおなじです。
とはいえ、顔合わせ食事会の席次に「絶対のルール」はありません。
雰囲気にあわせて、二人が両親の間に座るのもOKです。
次に、「進行役」についてみていきましょう。
進行役は誰がやるの?
おおむね、次の2つの場合に分かれます。
【二人が家族を招くスタイル】の場合
進行役は彼。
場が和むまでは二人で協力してもいいですね。
【親が主催】の場合
進行役は彼の父親です。
彼と父親、どちらが挨拶や進行をするのか、また、話す内容についても、事前にきちんと相談しておきましょう。
挨拶の内容によって、食事会の雰囲気や印象ががらっと変わることも。
「挨拶って、具体的に何を言えばいいの?」
と気になる人は、こちらの記事もチェックしてみてください。
3 家族紹介
お互いの家族を簡単に紹介
人柄が伝わるエピソードを盛り込んで!
はじまりの挨拶が済んだら、「彼⇒彼女」の順に、お互いの家族の紹介をします。
流れとしては、
①まず、二人からそれぞれの家族を紹介。
②次に、二人が簡単に自己紹介を添える。
という形が一般的ですが、一人ずつ自己紹介していってもOKです。
仕事や趣味、出身地など、人となりがわかる内容を盛り込みましょう。
その場にいない兄弟姉妹や祖父母の紹介をしても良いですよ。
4 婚約記念品のお披露目
お祝いムードがぐっと高まる!
家族の前で婚約指輪をはめるのもおすすめ
顔合わせ食事会のメインプログラムの1つ。
「婚約記念品」の交換・お披露目です。
彼からは婚約指輪、彼女からは腕時計などのお返しの品を、家族の前であらためて披露します。
彼が彼女の指に指輪をはめて見せれば、お祝いムードで一気に盛り上がりますよ!
よりセレモニーらしく演出したい人におすすめです。
「婚約記念品が準備できていない」
「持ってきていない」
という場合は、
「近々、二人で婚約指輪を見に行く予定です」
「先日、真珠のネックレスをいただきました」
などと報告するだけでも大丈夫。
セレモニーの最後には、
「今後ともよろしくお願いします」
と、あらためて挨拶の言葉を述べ、次のプログラムへつなげましょう。
5 記念撮影
特別な日の記念にたくさん撮っておこう
顔合わせ食事会で忘れずやっておきたいのが「記念撮影」です。
お互いの家族が集合した写真は、結婚式前にはなかなか撮れないもの。
出来上がった写真を後日お礼状とともに渡せば、お互い素敵な思い出になりますね。
仲良く写った記念写真は、披露宴で流すムービーの素材として使うこともできます。
スマホ・デジカメの両方で、たくさん撮影しておきましょう!
記念撮影におすすめのシーンとしては、このタイミングの他にも、
・両家族の紹介が終わった後
・婚約記念品の交換中
・帰り際のお店の前で
などがあります。
@chiho0215
「お酒を飲むと顔が赤くなってしまう」
という人は、お酒を飲む前に撮っておいた方が良さそうですね。
6 乾杯・会食と歓談
ポイントは“話題選び”
みんなが楽しめる話で場を盛り上げよう
会食を始める前に、乾杯をします。
彼、または彼の父親が行うケースが多いよう。
手短な挨拶の後に「乾杯!」と添えるだけで十分です。
さて、ここからがいよいよ顔合わせ食事会の「本番」。
会食・歓談のスタートです。
両家の親睦を深めるために、なごやかな雰囲気にしたいですよね。
ここは二人の頑張りどころ。
積極的に話題を出して、会話の盛り上げ役に徹しましょう!
このとき、気をつけてほしいことが2つあります。
①お酒の飲みすぎに注意!
泥酔して、相手方の名前を間違えたり、失礼な態度を取ってしまったりすると大変です。
二人はお酒を控えめにして、両親の飲み物の追加やペースに気を配りましょう。
②話題にも気をつけよう
顔合わせ食事会には、次の通り、「避けたい話題」というものがあります。
この他にもNGな話題がないか、二人で前もって共有しておきましょう。
一方、「おすすめの話題」はこちら。
おすすめの話題や気をつけたい話題についてはこちらの記事でくわしく紹介しています。
あわせて参考にしてみてくださいね。
【顔合わせ食事会】会話がはずむ話題って?注意点やNG例、準備についてもご紹介!
7 結びの挨拶
お礼や感謝を伝えるならこのタイミング!
さりげなく支払いを済ませておくとスマート
食事会の最後は、結びの挨拶です。
進行役が締めくくる前に、二人から、今日のお礼と、親への感謝の気持ちを伝えましょう。
結婚準備で親にサポートしてほしいことがあれば、それについても頼んでおくとGOOD。
また、記念にちょっとしたプレゼントを用意しておくと、「両親へのサプライズ」として盛り上がるかもしれません。
お会計は、費用を負担する人が、食事中にそっと抜けだして済ませておくとスマートです。
前日までに決めておくこと・準備するもの
最後に、前日までに決めておきたいことや準備しておきたいものを8項目ご紹介します。
①参加者
顔合わせ食事会の参加者には、これといった決まりはありません。
人数がバラバラだとバランスが悪いので、事前に両家で相談して人数が同じくらいになるように決めておきましょう。
顔合わせに兄弟姉妹を招待したいという人は、こちらを参考にしてくださいね。
顔合わせ食事会に兄弟は出席するもの?手土産や席順はどうする?
②日程
一般的には結婚式の6ヶ月前くらいに行うことが多く、日取りは「大安」「友引」などの「お日柄」を参考にして決める人もいます。
あらかじめ両家の両親がお日柄を気にするかどうか確認しておけると良いですね。
お日柄についてくわしくは、こちらの記事をどうぞ。
赤口とは?大安、仏滅など六曜の意味を紹介!入籍・結婚式をしていいのかも解説
早めに日程を決めて、会場に予約が空いているか確認しましょう。
③時間帯
顔合わせの時間帯には特に決まりはありません。
お昼時に行うことが多いですが、ディナーの時間帯に行うことも。
会場が実家から遠方で、新幹線や飛行機の時間が気になる場合は、早めの時間帯に始めた方が良さそうです。
④場所
顔合わせの会場として人気なのは、個室のある料亭やレストラン。
お店を予約するときに、顔合わせ食事会で利用することを伝えましょう。
当日のプログラムについてもお店に前もって相談しておけば、
・乾杯のお酒や料理を良いタイミングで出してもらえる
・記念撮影を手伝ってもらえる
といったメリットがあります。
こちらの記事ではお店や料理を決めるときのポイントをご紹介しています。
顔合わせ食事会でおすすめの料理って?気を付けたいポイントは?
⑤費用分担
食事と飲み物にかかる費用は、1人あたり5,000円~10,000円くらいが目安。
その他に、追加で個室の使用料がかかる場合もあります。
費用の分担の仕方は、両家で事前に話し合っておきましょう。
詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。
【両家顔合わせ食事会の費用】いつ・誰が支払う?相場や食事代以外に必要な費用も紹介
⑥手土産
手土産を持っていくかは自由ですが、用意する人が多いようです。
両家のうち片方だけが持ってきていると、少し気まずい空気になってしまうかもしれないので、事前に両家で相談して決めておくのがベターです。
相場は3,000円~5,000円ほど。
こちらも、両家で同じくらいの金額になるように調整できると良いですね。
手土産の品物としておすすめなのは、日持ちするものや縁起の良い食べ物、話の種になる地元の名産品など。
菓子折りやお茶などがおすすめです。
手土産についてはこちらの記事も読んでみてください。
両家顔合わせに手土産は必要?失礼のない品物選びや渡し方のマナーを徹底解説!
⑦服装
顔合わせ食事会の服装を選ぶ際には、両家で「格」を合わせるのがポイント。
何を着るかには厳密なルールはありませんが、
〇彼、父親
ブラックスーツかダークスーツ〇彼女、母親
上品なワンピースや落ち着いた色味のスーツ、または振袖、訪問着、色留袖などの和装
といった服装が一般的です。
顔合わせの服装については以下の記事でくわしく説明しています。
顔合わせ食事会にふさわしい服装を実例付きで紹介!【男性・女性】【父母・兄弟姉妹】
⑧話題作りのアイテム
顔合わせのしおりを用意して、家族のプロフィールをまとめて載せておくと会話のきっかけになります。
しおりの作り方についてはこちらの記事をどうぞ。
両家顔合わせを成功に導く!「しおり」ってどんなもの?内容・文例・かんたん作り方までご紹介
より話を弾ませたい人は、二人の幼いころのアルバムや結婚式場のパンフレット、ウェディングドレスのカタログなどを持っていくのもいいですね。
顔合わせ食事会は結婚式前に両家がそろう貴重な機会なので、今後の結婚準備や結婚式について、歓談の時間に話しておきましょう。
以上、事前に決めておくことや準備するものについて紹介しました。
こちらの記事でも顔合わせ食事会の準備について紹介しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
【両家顔合わせ完全ガイド】当日の流れや挨拶、服装・手土産・場所選びまで
まとめ
顔合わせ当日の進行や前日までの準備について紹介しました。
ご紹介したプログラムは、あくまで「代表的なもの」。
顔合わせ食事会の魅力は、厳しいルールや形式にとらわれないところです。
両家の雰囲気や二人の希望を大切にして、みんなが楽しめる食事会にしてくださいね。
カジュアルな食事会をしたい二人は、こちらも参考にしてみてください。
顔合わせ食事会をカジュアルにしたい!服装や段取りは?先輩カップルの体験談も紹介!
これから顔合わせの会場を探すという人は、こちらからどうぞ。
顔合わせ・結納 | 結婚スタイルマガジン
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