結納にふさわしい場所って?どんな会場を選べばいいの?
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婚約の儀式である「結納」をすることが決まったら、まずは場所選びです。
「結納にふさわしい場所にしたいけど・・・いったいどんな場所を選べばいいの?」
結納は儀式であるだけに顔合わせ食事会よりもフォーマルなもの。
場所を決めるのにも一段と気を使いますよね。
今回は結納におすすめの場所を3つご紹介します!
結納の形式によって場所が違う!?
結納にふさわしい場所をご紹介する前に、簡単に結納の形式について触れておきましょう。
なぜかと言うと、結納の形式によって、結納を行う場所が決まっている場合があるからです。
結納には大きく「正式結納」と「略式結納」の2つの形式があります。
1つめは「正式結納」。結納のなかで最も格式の高い形です。
正式結納には必ず、「仲人(なこうど)」と呼ばれる両家の婚約を取り持つ人がいます。
この仲人の役割は「男性の家」と「女性の家」を行き来して、結納品などを運ぶこと。
男性側と女性側は、それぞれ自分の家で仲人を迎えます。
ですので、正式結納を行う場所は基本的に「男性の家」か「女性の家」。
仲人だけが両家の間を移動するため、全員がどこかに集まるということはないんですね。
では、もう一方の「略式結納」はどうでしょうか。
「略式結納」の場合、仲人を立てる場合と立てない場合があります。
仲人を立てる場合であっても、正式結納と違って略式結納では仲人が両家を往復することはありません。
略式結納では、仲人がいる・いないにかかわらず、全員がひとつの場所に集まって結納品の受け渡しをします。
正式結納と略式結納の違いについては、こちらの記事も参考にしてくださいね。
今回は全員がひとつの場所に集まって行う、「略式結納」の場合におすすめの場所をご紹介しますね。
1 サポート付で安心「ホテル・専門式場」
1つめは、ホテルや結婚式専用の専門式場です。
ホテルや専門式場の中には、少人数向けのバンケットや小宴会場などで結納ができるところがあります。
結納会場としてホテルや式場が選ばれる理由は、なんといってもその「安心感」。
「結納のことは何もわからなくて不安。全部お任せしたい!」という人も多いと思います。
そんな人にはホテルや専門式場が用意していることの多い、「結納プラン」や「結納パック」がおすすめです。
結納プランには、会場代や料理・飲み物代、写真代、中には結納品一式がセット内容に含まれていることも。
すべてを自分で手配する必要がないため準備が簡単です。
また、会場によっては、当日の結納の進行をスタッフが仕切ってくれるサービスも。
スタッフは結納に慣れているプロですので、結納が初めてのケースでもスムーズに進められますよ。
結納で振袖などの和装をしたい人なら、美容院やサロンのあるホテルや専門式場を選べば、着付けなどもお願いできてとっても便利ですね。
全部おまかせできて便利な「ホテル・専門式場」での結納ですが、デメリットは費用が高めなこと。
両家の食事代や会場費、スタッフの進行なども含めた結納プラン一式で20万円ほどかかることもあり、ほかの結納場所と比べるとやや高めです。
予算をふまえて検討してみてはいかがでしょうか。
2 伝統にのっとり「女性側の家」で
続いて「女性側の家」を結納の会場とする場合をご紹介します。
結納場所として女性側の家を選ぶ代表的な理由を3つ見てみましょう。
1 伝統的なしきたりにのっとって結納を行いたい
昔は、結納は女性の家で行うのが一般的でした。
そのため、今でも伝統にしたがって女性宅で行いたいと思う人もいるようです。
「家に和室や床の間がない・・・」
という場合でも、リビングなどの洋室で結納を行うことも可能です。
2 女性側の家に同居している家族がいる
女性に兄弟姉妹がたくさんいて、結納の機会に家族全員に挨拶したい、といった場合も女性の家で行うことがあるようです。
祖父母など高齢の家族がいて、遠出はちょっと難しい・・・という場合も、会場を自宅にすると一緒に参加してもらいやすくなります。
3 結納にかかる費用をできるだけ抑えたい
女性の家で行う場合、料理などで男性側をおもてなしすることもあり、これには当然費用がかかります。
でもホテルや専門式場で行う場合より、会場費などが発生しない分、全体の費用は比較的少なめに抑えられることが多いようです。
ちなみに結納が終わった後は、全員で会食をするのが一般的です。
女性の家で結納をする場合、食事については、
・女性側でおもてなし料理を用意したり、仕出し屋さんに祝い膳を手配したりするケース
・レストランや料亭を別途予約して外食にするケース
の2つがあります。
仕出し屋とは、事前に予約すると会席料理やちょっと良いお弁当を作って届けてくれるようなお店です。
家で食事をする場合は、くつろいだ雰囲気の中、時間を気にせずゆっくり会話を楽しめることが多いよう。
外食の場合は、美味しい料理を楽しめたり、食事の用意にかかる女性側の負担を減らせたりするメリットがあります。
ただ、家で行う場合は食事だけでなく、掃除や結納のための部屋のセッティングなど、いろいろと女性側の準備の負担は大きいもの。
女性の家で結納を行うか検討する際は、女性側に配慮しつつ事前にみんなでよく話し合って決めましょう。
3 バランス派は「料亭・レストラン」?
最後は「料亭」や「レストラン」を結納会場に選ぶパターン。
最近では特に人気があるようです。
その理由は、費用と利便性のバランスが良いこと。
料亭やレストランの場合、進行役をしてくれるスタッフは付かない場合がほとんどなので、男性側の父親や男性本人が進行することになります。
しかし、かかる費用は基本的に飲食代だけなので、ホテルや式場と比べると控えめ。
また、女性側の家で行う場合と比べても、結納を行う部屋や食事の準備をする必要がないため、女性側にかかる負担を軽くすることができます。
結納の儀式が終わった後は、ゆっくり美味しい料理を堪能できるのも料亭やレストランならではの魅力です。
会場選びのポイントは?
「料亭」や「レストラン」で結納を行う場合、押さえておきたいポイントがあります。
結納は儀式ですので、できれば静かで落ち着いたところで行いたいもの。
また、口上を述べたり結納品をやり取りしたりするので、「個室」がある料亭やレストランを選ぶのがおすすめです。
間仕切りだけではなく完全に独立した個室や、結納向けのコースなどを準備しているところなら、なお良いですね。
会場のホームページなどで結納向けのプランやお祝い用のコースがないかチェックしてみましょう。
結納品の数が多い場合は、結納品一式を置くことのできる床の間やスペースがあるか、「部屋の広さ」をあわせて確認しておくとベター。
先輩カップルの中には、有名な老舗料亭や格式高いホテルの中にあるレストランを選んだ人も多いようですよ。
好みの雰囲気に合わせて探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
結納には「正式結納」と「略式結納」の2つの形式があります。
正式結納の場合は、仲人が男性の家と女性の家を行き来するので、結納の場所は「両家の家」になります。
一方、略式結納の場合は、全員がひとつの場所に集まって行います。
略式結納を行うのにふさわしい場所として、
・ホテルや専門式場
・女性側の家
・料亭やレストラン
の3つがありました。
それぞれのメリットやポイントを参考に両家に合った会場を選んでみてくださいね。
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