婚約指輪のダイヤの形を紹介!ハート、エメラルド、プリンセスカットなど
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婚約指輪(エンゲージリング)のダイヤモンドと言えば、どんな形を思い浮かべますか?
「・・・丸い形かな?」
実は、他にもいろんな形があるんです。
楕円形やハート型、四角いエメラルドカットやプリンセスカットまで・・・
「ファンシーカット」と呼ばれる一味違った形のダイヤの特徴や、歴史などをご紹介します!
カットの形には種類がある
ダイヤモンドは原石の状態ではほとんど輝いていません。
人の手でカットすることによって美しく輝くのですが、そのカットにもいろいろな形があります。
いちばん一般的なのは「ラウンドブリリアントカット」。
57~58面の細かいカットが施されていて、上から見ると円形をしています。
これらの写真はダイヤモンドと言われてまず思い浮かぶ形ですよね。
優れたラウンドブリリアントカットは、外からの光を内部で反射して100パーセントに近い割合で上部へ返します。
そのため、ダイヤを最高に輝かせるカットとして知られているんです。
実際、婚約指輪のダイヤの大半はラウンドブリリアントカットだと言われています。
ラウンドブリリアントカット以外の形は「ファンシーカット」と呼ばれ、いろんな種類があります。
ファンシーカットはラウンドブリリアントカットに比べて需要が少ない分、価格が安くなることもあるようです。
あまり一般的ではないため、個性を出したい人や、自分好みの形を選びたい人にもおすすめ。
具体的にどんな形があるのか、見ていきましょう!
オーバルカット
「オーバル」とは「楕円形」「卵型」を意味する言葉。
オーバルカットはその名の通り、楕円形のカットです。
ラウンドブリリアントカットに比べ縦長な分、大きく見えます。
丸みを帯びたフォルムは優しい印象で、見る人の心を和ませてくれそう。
また、イギリス女王の王冠につけられた有名なダイヤモンドにも、オーバルカットが施されていました。
そんな歴史を感じさせるクラシカルな雰囲気も、オーバルカットの魅力です。
マーキスカット
マーキスカットは、舟の形にたとえられるカットです。
オーバルカットとも似ていますが、両端が尖っているため凛とした雰囲気があります。
縦に長くほっそりした形なので、ダイヤを大きく、指を細く見せてくれる嬉しい効果も!
ちなみに「マーキス」とは、「侯爵」という意味。
フランスのポンパドゥール夫人が国王から侯爵夫人の称号を授かった頃に流行していたダイヤの形で、夫人にちなんで名づけられたのだとか。
そう言われてみると、高貴な夫人を思わせる優雅で洗練された印象も感じられますね。
ペアシェイプカット
「ペアシェイプ」の「ペア」は「洋梨」のこと。
洋梨のように上がすぼまり、下が丸い形のカットです。
しずくの形にも似ていることから、「ティアドロップ」(涙のしずく)とも呼ばれます。
片方が尖り、片方が丸いため、シャープさと女性らしい柔らかさの合わさった、繊細で優美な印象です。
ペンダントにも人気のペアシェイプカットですが、指輪につける際は、尖った方を下にすることが多いよう。
そうすることで、尖ったV字の部分が縦長効果を生み、指を美しく見せてくれるそうです。
逆に尖った方が上だと指先に向かって細くなるため指がすっきりと見えるなど、違ったメリットもあります。
好みによって使い分けると良いですね。
ハートシェイプカット
これはわかりやすいですね!
キュートなハート型のカットです。
「愛」を意味するハートの形は、婚約指輪にぴったりかもしれません。
かわいらしさ、女性らしさを強調してくれるハートシェイプですが、ダイヤモンドの形としては珍しいもの。
他の形と比べて個性があるので、一味違った存在感を求める女性にもおすすめです。
無色透明のダイヤはもちろん、ピンクダイヤとも相性が良いですよ。
エメラルドカット
エメラルドカットは名前の通り、元はエメラルドに施されることの多かったカット。
四角形の4つの角が、斜めに削られた形をしています。
ここまで見てきたブリリアントカットとは違って、キラキラした輝きよりも、すっきりとした透明感が魅力。
全体的に四角の面が多い直線的なフォルムは、クールで知的な印象を与えます。
エメラルドと言えば、エジプトのクレオパトラが愛したことでも有名な宝石です。
クレオパトラはたぐいまれなる知性の深さで名を馳せた女王。
そんな歴史を思わせるエメラルドカットは、落ち着いた大人の女性にぴったりかもしれませんね。
プリンセスカット
上から見ると正方形をしているプリンセスカット。
同じ四角形のカットでも、エメラルドカットと比べるとキラキラした強い輝きを放ちます。
これはなぜかというと、プリンセスカットには細かなカット面がたくさん施されているから。
キリッとした正方形のフォルムと柔らかく美しい輝きをあわせ持ち、まさにプリンセスの名にふさわしい気品を感じさせます。
まとめ
婚約指輪のダイヤモンドの形は、「ラウンドブリリアントカット」が一般的。
上から見ると円形をしているラウンドブリリアントカットは、ダイヤの輝きを最大限に引き出す形として知られています。
その他のカットは「ファンシーカット」と呼ばれ、いろんな形があって個性豊か。
同じダイヤモンドでも、カットしだいで印象は大きく変わります。
優しい、かわいい、上品、知的・・・などなど、自分に合った形を探してみるのも面白いかもしれませんね。
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