6
幸せソングの決定版!!
結婚式の二次会は
感動作をモチーフに
Sister Act 「天使にラブ・ソングを… (1992)」
PHOTO:AFLO
ブロードウェイミュージカルにもなった、エンタテインメントな聖歌はいかが?
1993年に公開され瞬く間にヒットし、ブロードウェイミュージカルにもなった不朽の名作「天使にラブ・ソングを…」。
クラブシンガーの主人公が殺人事件を目撃、修道院に短い間身を置きながら聖歌隊を成長させていくミュージカルコメディの本作は、日本でも人気を博しましたね!
主人公のデロリス=ヴァン・カルティエを演じたのは、本作で不動の人気を獲得したウーピー・ゴールドバーグ。
また、脇を固めるのは「ハリー・ポッター」シリーズのマギー・スミスや、「ホーカス・ポーカス」のキャシー・ナジミーなど、今や大女優の俳優陣です。
本作を結婚式二次会BGMにオススメしたい理由。それは “聖歌×エンタテインメント” という斬新な音楽がハッピー気分にさせてくれるから。
さらに、聖歌ということで上品さも加わり、まさに結婚式に最適!というワケなんです。
カジノのクラブシンガーが殺人事件を目撃!匿ってもらった場所は…修道院
PHOTO:AFLO
舞台はネヴァダ州の “カジノシティー” リノ。
クラブシンガーのデロリス=ヴァン・カルティエ(ウーピー・ゴールドバーグ)は、愛人でありマフィアのボス、ヴィンス(ハーヴェイ・カイテル)との曖昧な関係に呆れ気味。
そんなことも露知らず、ヴィンスはデロリスにプレゼント攻撃。しかし、そのプレゼントのファーコートには、ヴィンスの奥さんの名前が刻まれていました。
堪忍袋の尾が切れたデロリスは、ヴィンスとの別れを決意。彼のプライベートルームへと向かいます。
しかし、彼女がそこで目撃したのは、組織の裏切り者の殺害現場!
慌てて警察に駆け込んだデロリスは、サザー警部(ビル・ナン)のアイデアで裁判が始まるまでの2ヶ月間、修道院に匿ってもらうことに。
PHOTO:AFLO
「ただただ壁の中で祈るだけの日々に絶えられない!」
「気が狂いそうになる」と、匿ってもらえる場所のチェンジを懇願するデロリス。
しかしそのころヴィンスはデロリスに懸賞金をかけていたため、安全な修道院に行くしか他なかったのです。
堅苦しいことが大の苦手なデロリス。初奉仕は「祈ること」と「歌うこと」。
こうして、デロリスはシスター・クラレンスという名の尼僧として厳格な修道院に迎えられることに。
PHOTO:AFLO
いつも明るく元気なメアリー・パトリック(キャシー・ナジミー)や、シャイで物静かなメアリー・ロバート(ウェンディ・マッケナ)と親しくなったデロリスはある日、まとまりがまったくない聖歌隊の指揮者に任命されます。
そこでデロリスが聖歌にロックやソウルを盛り込み、斬新な聖歌が誕生!
彼女たちの聖歌隊はやがて全世界で話題になり、さらにはローマ法王が彼女たちの聖歌を聴きに来ることに!
最初に指揮をとった練習シーンは感動的。音楽の素晴らしさを再確認
PHOTO:AFLO
感動するシーンといえば、デロリスが最初に聖歌隊の練習場へ行き、指揮をとる場面。
声が大きく高すぎるメアリー・パトリックをアルトパートへ変更し、声が出ていないメアリー・ロバートに正しい発声方法を教えます。
そうすることで聖歌隊に一体感が生まれ、彼女たちは次第に歌そのものを楽しむように。
他にも、聖歌隊の声に導かれ若者が修道院を訪れるシーンなど、音楽のすばらしさを再確認できる場面はたくさん。終始ノリノリで本作の魅力に引き込まれていきます。
PHOTO:AFLO
そんな本作の聖歌の中で、オススメな楽曲をいくつかご紹介!
まずは「My Guy (My God)」。聖歌らしい「神様についていくわ!」という歌詞なのですが、「My God(私の神様)」 は、もともと「My Guy(私の彼)」という歌詞。ラブソングにもなる聖歌で、新郎への思いをBGMにするのも素敵。
ノリノリでいきたいなら聖歌隊が初めて日曜日のミサで披露した「Hail Holy Queen」。手拍子も入るユニークな聖歌に仕上がった同楽曲は、だれでも思わずのってしまうことでしょう!
しっとりと結婚式らしい曲をセレクトしたいなら、「I Will Follow Him」をチェック。「この先なにがあろうと、あなたのもとを離れないわ」という歌詞は、結婚の誓いを表現したようにも感じ取れます。最初はしっとりと、その後徐々にソウル調になるこの曲は、二次会のハッピーエンディングに良いですね。
何度観てもハッピーな気分を味わわせてくれる「天使にラブ・ソングを…」。20年以上も前から愛されている本作をBGM選曲という視点からもう一度チェックしてみてくださいね!