4

運命を信じる？信じない？
王道ロマンティック・コメディ

運命の相手がいるかも！と信じたくなる素敵な物語

ジュリア・ロバーツの姪として注目を集め、今ではロマンティック・コメディの女王と呼ばれるようになったエマ・ロバーツ。

そんな彼女が主演を務めた「運命の扉」は、不思議な偶然が何度も重なる男女の姿が描かれています。まるで”運命の相手”を信じたくなるようなロマンティックな展開がたっぷりと詰まっていますよ。
 
また本作には、アメリカのボストンにある4つ星の高級ホテル「ザ・レノックスホテル」と「コプリー・スクエア・ホテル」が登場します。

恋人と衝突したそれぞれの男女が
奇妙な出会いを果たす

Amazon Prime Video

大晦日がせまるある日のこと。恋人からのプロポーズを期待していたのにフラれてしまったマーゴット（エマ・ロバーツ）。

Amazon Prime Video

一方、指輪を買って恋人にプロポーズしたものの「大晦日にしてほしかった」と怒られてしまったグリフィン（トーマス・マン）。
 
ふたりが偶然同じ店に居合わせるところから物語が始まります。
 
その後、友だちとの飲み会で悪酔いしたグリフィンは、タクシーに乗って自宅に帰りますが、たどり着いたのはなぜかマーゴットの部屋でした。
 
それはタクシー運転手が住所を間違ったことが原因でしたが、酔っぱらっているグリフィンはそれにも気づかずにベッドで爆睡してしまいます。
 
驚いたのは、失恋の傷心を抱えながら家に戻ってきたマーゴット。自分のベッドに見知らぬ男が寝ているのですから、彼女が驚くのも当然のことです。
 
その後、目覚めたグリフィンから事情を聞いたマーゴットは、自分との共通点（鍵を植木鉢の下に隠していること、猫を飼っていること、キッチンに「ティファニーで朝食を」のポスターを飾っていること）を知り、なぜかグリフィンに対して共感を抱くように。

姉の結婚式に擬似恋人として
彼を連れていくが・・・

Amazon Prime Video

その日、姉の結婚式に参列しなければいけなかったマーゴットは、以前、姉から言われた「（もし恋人の存在がウソでないなら）その彼を連れてこなかったら罰金40ドル」と言われていたことを思い出します。
 
直前に彼氏に振られたマーゴットは、そこに居合わせたグリフィンに疑似恋人として結婚式に同伴してくれるように頼みます。
 
それを承諾したグリフィンと共に式場へと急ぎますが、途中で車が故障し、親切な老夫婦の馬車に同乗させてもらうことに。
 
そこで聞いた老夫婦の運命的な出会いのエピソードが、マーゴットとグリフィンの運命を変えていくことになるのですがふたりはまだそのことには気づいてなく・・・。
 
ようやくたどり着いたマーゴットの姉の結婚式会場。そのロケ地となったのが「ザ・レノックスホテル」です。そこでもマーゴットとグリフィンのドタバタは続きます。

幾度と重なる偶然に
ふたりの距離は縮まっていく

Amazon Prime Video

それでも会場がダンスタイムになった瞬間、ふたりが大好きな映画「ティファニーで朝食を」の「ムーン・リバー」が流れ、マーゴットとグリフィンの心の距離はぐっと縮まります。
 
しかし、そこはロマンティック・コメディ。そうやすやすとふたりが恋人同士になるわけにはいきません。

Amazon Prime Video

グリフィンがなりすましていたマーゴットの元恋人の本物が現れて大乱闘になるなど、結婚式がめちゃくちゃになるほどのドタバタに。
 
本来ならば、親族が集まる「コプリー・スクエア・ホテル」での年越しパーティで、恋人に再プロポーズする予定だったグリフィン。しかし今ではマーゴットに心を奪われてしまっている彼が、そこで下す決断とは・・・。

華やかでロマンティックな雰囲気を
楽しめるふたつのホテル

Amazon Prime Video

物語のなかでマーゴットの姉の結婚式場として登場する「ザ・レノックスホテル」と、グリフィンの家族とその一族が年越しパーティを行う「コプリー・スクエア・ホテル」。
 
そのどちらも華やかでロマンティックな雰囲気なので、新婚旅行などで一度は泊まってみたいと思う方も多いのではないでしょうか。
 
ふたつのホテルはボストンの中心地にあるので、ボストンを訪れる際は足を運んでみたい場所となりそうです。

（馬場英美）