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思い出に残る特別な日大切な人と過ごすイベント映画10

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2人だけの「特別な日」を作る効果は?
23年にわたる波瀾万丈ラブストーリー

One day「ワン・デイ 23年のラブストーリー(2011)」

PHOTO:AFLO

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アン・ハサウェイとジム・スタージェス共演でおくる一筋縄で行かない恋物語

2011年製作、ロンドンとパリを舞台に「友人関係」でいることを決めた男女の23年もの月日を描いた映画「ワン・デイ 23年のラブストーリー」。
 
よくある「ハッピーになれるラブコメ」や「泣ける恋愛映画」というわけではなく、少し重い気持ちになる、恋愛モノのジャンルでは珍しい1本でもある本作は、1988年からの毎年7月15日にフォーカスして、男女の軌跡を追っていきます。
 
主演は、「プラダを着た悪魔」などで知られるアン・ハサウェイと、「ブーリン家の姉妹」などで知られるジム・スタージェス。
 
ちなみにアンはアメリカ出身ですが、本作では見事なイギリス英語訛りを披露しています。

大学の卒業式後、「運命的」とは考えにくい出会い方をした2

PHOTO:AFLO

1988年、ロンドンの朝方の街。卒業式を終えたグループがお酒を飲みながら騒いでいました。エマ(アン・ハサウェイ)はそこで密かに思いを寄せていたデクスター(ジム・スタージェス)をアパートに呼ぶことに。
 
歯を磨きベッドに入ろうとしたとき、デクスターは気まずさからエマの部屋から出ようとしていました。
 
微妙な雰囲気の中、2人は「友達でいよう」と決意します。
 
そして2人は、イギリスでは聖スウィジンの日として知られている7月15日を毎年親友として過ごすことに。

落ち込んだエマを元気づけるための旅行 2人はお互いの気持ちを打ち明ける

1990年代に入り、デクスターはテレビの司会者として人気を博します。
 
一方エマは、作家を目指すもお金にならずメキシカンレストランで働く日々を送っていました。

PHOTO:AFLO

1991年7月15日、デクスターはエマがメキシカンレストランで昇進するかもしれないと聞き「このままでは作家の夢が潰れてしまう」と無理やり旅行に連れていくことに。
 
友情をキープするために、多くのルールを作って旅行に出かけた2人。
 
そこでエマは、学生時代デクスターに想いを寄せていたことを告白。その一方でデクスターも同じ気持ちだと言うものの「刑務所がえりの人みたいに誰でも好きになる」と発言してしまうのです。

仕事の絶頂期からアルコール依存へ
エマとの関係にも日々が…

PHOTO:AFLO

1994年、デクスターは仕事の多忙さからアルコールやドラッグに手を出すようになっていました。
 
さらに彼の母親が重病に。母親に会いに行きますが、「もっといい人になってほしい」と頼まれ、どん底を味わいます。
 
翌年にはデクスターに関する酷評記事が出たことにより、さらにデクスターの人気は低迷。
 
1996年、デクスターは、エマとのディナーを楽しむことに。しかしディナー中に退出、そしてドラッグを楽しみ女の子に声をかけるなど、デクスターの態度にエマは愛想をつかし、「愛しているけど、好きじゃない」と涙を流しながら別れを決意します。

密かに思いを寄せ合う2
お互いにパートナーができ、結婚も

PHOTO:AFLO

長年、デクスターに振り回されながらも忘れられず、密かに思いを寄せていたエマ。
 
喧嘩別れから数年後である2000年に同級生の結婚式で、エマとデクスターは再会。
 
ジョークを言い合うなかで、デクスターがシルヴァという女性と結婚することをエマに告げ…。

PHOTO:AFLO

このように2006年までの2人の関係が描かれた本作。デクスターとエマのすれ違いにフォーカスを当てた本作ですが、「喧嘩別れしたディナー」や「思いっきりストレス発散した旅行」など、楽しい思い出ばかりじゃない「7月15日」に、これこそが現実的な愛の育み方なのではないかなと思いました。
 
クリスマスや誕生日など、みんながお祝いするイベントの日…だけではなく、エマやデクスターのように毎年1日だけ特別な日を設定することにより、相手との仲がさらに深まるのではないかなと感じた1本でした。

(トキエス)

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